21日目(北海道11日目)

今振り返ると今日はこの旅で一番最悪の日になった。

寒さで目が覚め、臭い公衆トイレで顔と歯を磨がく。
天気は曇りで雨の予報は無い。

昨晩自炊をしていないため食器の片付けがなく、いつもより早く出発。

まず目指したのは稚内にある「野寒布岬」。

この「防波堤ドーム」から3分位の所だ。

到着するも8:00前だったため人はいなかった。

この「野寒布岬」はアイヌ語でアゴのように突き出たところ、波の砕ける場所という意味があるらしい。

ここから「利尻・礼文島」が一望できるのだが、いつもの様に天気が悪かったので早めに撮影し切り上げた。

次に日本最北端の駅、「稚内駅」に到着。

構内に入ると思ったより人がいたが、旅人の終着駅といった雰囲気をかもしだしていた。

せっかくなので駅で記念切符付きの「日本最北端の駅到達証明書」を購入。

外で少しの間休憩したそがれた。

次はいよいよ日本最北端の地、「宗谷岬」だ。

国道23号線は時間が早かったためか走りやすい。

左手に荒々しい「宗谷湾」を望みながらあっという間に到着。
最北端の地というイメージにぴったりで冷たい風が吹き付けて寒い。

駐車場にはたくさんの人・人・人、バイク・バイク・バイク。
やはり皆ここを目指して走り、集結するのだろうか。

早速「日本最北端の碑」を見に行く。

北極星の一陵をモチーフにデザインされた碑で、人がいない時を見計らって碑を撮る。

人が多いこともあってかあまり感動はしなかった。

正直、礼文島の「スコトン岬」の方が感動した。

岬などによくある音楽の碑、「宗谷岬音楽碑」

日本で初めて宗谷から樺太に渡った探検家、「間宮林蔵の立像」

など、いろいろな碑やモニュメントが建っていた。

そしていつもの様にお土産で「日本最北端の地到達証明書」とステッカー、旗を買った。

そしてバイクに戻り荷物を積もうとしていると、男性が一人こっちに歩いて来て、

「これあなたのバイク?」

「そうですけど。」

「自分のバイクを入れようとしたらぶつけてしまって倒れた」

「はあ?」

最初何を言っているのか判らなかった。

少しぶつけたらバイクが倒れた。と言う

「・・・・・」

バイクを見ると左のサイドカウルとパニアケースに傷が・・・。

何でわざわざこんなに狭いスベースに置くんだ?」

「こんなに駐車場が広いのに」

まあ傷は小さいし、これから気持ちよく旅をしたいのでゴチャゴチャ言いたくなかった。

男性はぶつぶつ言い訳を言いながらさっと走り去って行った。

そして自分も出発するためにヘルメットをかぶろうとした瞬間、なんと!シールドにでかい傷。

「なんだよこれは!!視界がさえぎられるじゃねーか!」

嫌な予感がしてバイクを良く調べる。

フロントカウルにも傷が・・・。

「おいおい!冗談じゃねーぞ!!」

そういえば、奴は一言もあやまっていなく、ぶつけた理由を説明しただけだ。

「ふざけるな!!このやろー!」

そいつの車両は ”春日部ナンバーのTDM、色は紺、紫”

かなりイライラしたが、自分の予定もあるので諦めて出発することに。

「お前に大型バイクは無理だ!原チャリでものってろ!へたくそ!!」

とヘルメットの中で叫びながら走った。

やはり天気もパッとしなかった。

気を取り直して国道238号線を爆走。
左手に見えるオホーツク海は荒れていた。

「クッチャロ湖」はスルーし、「枝幸町」に突入。

この町は毛がに水揚量日本一らしく国道沿いにはカニ直売店が並んでいた。

お店に入り、お土産に「毛がに」を大量に買った。
その店はいろいろとかにのことを詳しく説明してくれて最後にホタテの刺身を頂いた。
ライダーも一人いて、その人は毎年ここでお土産を買っていくとのこと。

そしてひたすら突き進み、「雄武町」に入る。

「日の出岬」のガラス張りの展望台からオホーツク海を望むも天気は悪い。

しょうがなくふらふらと歩いていると、携帯電話に実家から留守電が入っていた。

「ガーーーーン!!」

一瞬顔が青ざめた。

何と、「礼文島」の郵便局に ”カード” を忘れてきたらしい。。。

すべての旅費がそのカードに入っている。

今の所持金は1万位。

さすがに今から礼文島に取りに行くことはできない。というか無理である。

やばいと思ったがクレジットカードがかろうじてあるのでとりあえずそれで残りの旅をするしかない。
郵便局のカードは自分が東京に着いてから自宅に送ってもらうことにした。

本当はこの辺りでテントを張る予定だったが、時間が早いこともあり先に進むことにした。

「0円マップ」を見ると「網走」に夕日のきれいなキャンプ場があると書いてあったのでそこに決めた。

何気に距離があるので急いで走る。
オホーツク海に沿ったこの「オホーツク国道」は車が少なくとても快適だった。

「紋別市」を過ぎ「サロマ湖」まで来ていた。

「サロマ湖」は全長約20km、面積約152㎡の北海道最大の湖。
日本でも、「琵琶湖」「霞ヶ浦」に次いて三番目の大きさである。

このまま走り去るのももったいないので「幌岩山展望台」に行くことに。

展望台までは往復10kmのダートコース。

「ちょろいだろ」と思って走るも所々道が荒れており、荷物を大量に積んだスクーターでは正直きつかった。

駐車場から心臓破りの坂を登ると展望台の入口。

「視界は360°」と書いてあり、遠くは「知床半島」も見える時があるとのこと。

楽しみに上にあがると・・・

「・・・」

天気のせいで景色が悪い。

しかし、高台から見下ろす「サロマ湖」はとても神秘的だった。

その先に突き出ているのは、「キムアップ岬」

隣接してキャンプ場もある。

うっすら見えるのが、オホーツク海とサロマ湖を仕切る砂嘴。

この辺りは夕日がきれいみたいなので天気がいい日にもう一度来たいと思った。

そして「サロマ湖」を後にし「能取湖」を周回、網走市内に入る。

寝床のキャンプ場を通りすぎて「網走駅」まで行ってしまったが、国道39号線沿いにあったためすぐにわかった。

「網走湖」畔にある「呼人浦キャンプ場」に到着するとものすごい数のライダーが集結していた。

こんなにライダーがいるキャンプ場は初めてだった。

場所は何とか端っこの方を確保。
さっと設営し近くのローソンで豆腐を買い出しして帰ると、何かに引き寄せられるようにぞくぞくとライダーが入ってくる。

数えられないほどの台数で、圧巻だった。

日が傾くと青空が顔を覗かせた。

明日は晴れそうだ。

夕食の麻婆豆腐を作りながら、「一宮ナンバー」のZZR1100乗りのライダーと世間話。
電気系が故障してヘッドライトがつかないので夜は危なくて走れないと言っていた。

カメラが好きらしく、一緒に夕日を撮った。

今日はいろいろなことがありすぎて疲れた。

走行距離もこの旅で最大。

今日が一番最悪の日であればいいと願い、寝た。

就寝 21:00

20日目(北海道10日目)

日本最北端の島である「礼文島」の朝。
天気は曇り。

よくまあここまで辿り着いたなあとあらためて実感する。

この島は、一周25km位しかないので焦ってもしょうがない。
昨日の洗濯物とテントを入念に乾かして出発。

まずは、「澄海岬」を目指す。

ここからとても近いのですぐに到着。

だが、バイクを止めたと同時に雨がぱらついてきた。

朝なのに観光バスが何台かいて観光客も大勢いた。

展望台へ行くために途中から丘を登る。

少し登ると小さな漁港が見えた。

展望台に到着。

風が強かった。

名前の通り「澄んだ海」

雨のため、すばやくきりあげた。

次はメインの「スコトン岬」に向かう。

周りを見渡すと手つかずの緑がいっぱい。

その丘の上をのんびり走る。

「船泊湾」はエメラルドブルーの海

先に見える島影は、昨日夕日を撮影した「金田ノ岬」

自動車のCMに使われてもおかしくないようなすばらしい景色!

猛烈に、感動!!

言葉は要らない。

「礼文島」は島全体が高山植物の宝庫。

「花の島」としても有名。

なぜか「スコトン岬」に着いた頃には雨も止んでいてとても良い天気だった。

「うお~~~~っ!!」

「やっとここまで来たぜー!!」

感動しまくって、何かがぐっと胸に込み上げる

そして、1人でずっとニヤニヤ。

何といってもここは日本の最北限の地。

さすがに人、バス、車が多く駐車場は満車だった。

岬の先に見えるのは、「トド島」という無人島。

予約すればチャーター船で渡れるらしい。

「渡りてー!」

ついでに最北限のトイレで用を足す。。。

そして、「日本最北限の訪問証明書」を買い、満足して次に向かう。

早くもこの時点で島の半分(上部)は周ったので、後半分(下部)。

とりあえず、「元地」という場所で飯を食う。

「礼文島」といえばやっぱり「うに丼」。
奮発して「ダブルうに丼」を注文。

「うめ~っ!」

今日捕れたうにらしく、とにかく甘い!!

そして普段では食べられないということで、「とど肉」も注文。

牛肉の味がした。。。

なぜか「トド肉制覇証明書」をもらった。

その先にある「地蔵岩」

そして「猫台・桃台」へ。

そこからはすばらしい絶景!!

「元地」の町が見えた。

「桃岩」?

「猫岩」?

「桃岩展望台」に到着。


風がとても強かった。

きれいな丘や岩壁が多い。

約300種の高山植物が生息しているらしく、この島だけの固有種もある。

時期が悪かったのか、高山植物はまばらだった。

うっすらだが「利尻山」が見えた。

その後、島のメイン街道、「道道40号線」で下の方へ向かう。

しかし、行き止まり。

道の先には何も無くジャリ道だった。

時計を見るとまだ14:00。

フェリーは16:20発。まだ時間がある。

特に行く所もなかったので、タオルを干してボーッと海を眺めていた。

一時間ほどボーッとしていると利尻島で知り合った横浜ナンバーのライダーから電話があった。
今「江差」にいて今から「宗谷岬」に向かうとのこと。

軽く世間話をしていると雨が降ってきたので、しょうがなく出発。
郵便局で資金をおろし、フェリー乗り場へ。

稚内へ行くライダーは4組ほど。

まだ多少時間があったので土産屋で、「日本最北の島到達証明書」とステッカー、旗を購入した。

フェリーが入港してくる。

なんかあっという間の滞在で少し寂しくなった。

稚内へは約二時間かかる。

泊まる所を悩んでいたらオフ車の人が、稚内の「防波堤ドーム」は近いし雨でも関係ないからおすすめだよ。
と教えてくれたので今日はそこに野宿することにした。

フェリーの旅を終え「稚内港」に着くも、またもや小雨がぱらついていた。

今日の寝床、正式名「稚内港北防波堤ドーム」に着いた時にはすでに20組位はいて、びっくり。

早めにテントを設営し、稚内にある唯一の温泉「童夢」へ行った。

温泉には人が大勢いて大き目の駐車場は満車。
入浴料は600円と激高だったが、どでかい温泉施設でいろいろな湯船があった。

帰り際にほかほか弁当を買うとおばちゃんが鳥カラをサービスしてくれた。

「稚内港北防波堤ドーム」の下はアスファルトなのでとても冷える。

エアーマットを持ってきて良かったと思った。

就寝 : 21:30

19日目(北海道9日目)

テントから顔を出すと小雨がぱらついている。

昨日の各ライダーに挨拶がてら今日の予定を聞く。

名古屋のライダーは、「利尻山」、別名「利尻富士」に登るとのこと。
後で知ったが、この「利尻山」に登るために遠方から来る人が結構多いらしい。
だが、天気が芳しくないということで今日は動かないと言っていた。

横浜のライダーは、島を一周して時間があれば「礼文島」に渡るかも、とのこと。

マジェスティの人は、この島にもう一泊するとのこと。

私はゆっくりと写真を撮りながら島を周り、一日二便しかないフェリーの最終便15:20分発で「礼文島」に渡る予定。

それぞれ目的が違うので、挨拶をして別れた。

8:30に出発。
「利尻島」は一周約55kmで普通に走っても一時間位で周れてしまうため、いつもよりゆっくり走ることにした。

「北の厳島弁天宮」にまず行き、シャッターを押した。

そして、「寝熊の岩」

少し進むと「霊峰湧水」という湧き水を発見。

冷たくてうまく、地元の人も汲みに来ていた。

次に「仙法志御崎公園」に行った。

そこにはあざらしがいたが、全然地上に顔を出さず、可愛げがなかった。

近くの売店で、「利尻昆布」を二袋お土産に買う。
そこでトロロ昆布を試食させてもらった。
とてもダシが効いていて

「ごくうま!」

だけど買わなかった。

天気のせいで「利尻山」が全く見えなかったため、海側の景色をメインに撮るしかなかった。

雨は上がった様だ。

次は「オタトマリ沼」

「沼浦展望台」に行ったが「利尻山」が全く見えなかったためいまいちだった。

やはり「利尻島」は山が見えての島だと感じた。

その後、廃墟の高校があったのでシャッターを押した。

やはりこの辺も過疎化が進み、皆北海道や本土へ出て行くのだろうか。

ちょっと寂しくなった。

60km位で走っていたのだが、気付けばあっという間に半周していた。

そして「野塚展望台」

石碑がいっぱい。

「姫沼展望台」

そこからは、「鴛泊港」や「ペシ岬」が見えた。

なかなかの迫力の「ペシ岬」

利尻島の玄関口でフェリーターミナルの「鴛泊港」

港近くの町にはカモメがいっぱい。

そしてあっという間に島を一周してしまった。

フェリー最終便の15:20分発までまだまだ時間がある。

これからどこに行こうかと考えたが天気があまりにも悪いので、一つ前の13:15発で「礼文島」に向かうことに急遽決めた。

フェリー乗り場に行くと、袖ヶ浦ナンバーのハーレー乗りの年配のライダーがいた。
北海道本土では団体で走っていたが、途中から一人で行動することにしたらしい。
これから「稚内」に帰るか迷ったらしいが、あまりにも早く「利尻島」を周ってしまったので「礼文島」に行くことに決めたとのこと。

「礼文島」へは約40分。

ライダーは私を含めても三組しかいなかった。
この便も観光客が大勢いてすべて満室だった。

少しずつ島が遠のいていく。

「さようなら・・・」

最後は「ペシ岬」が見送ってくれた。

甲板ではいつものカモメの餌付けをやっていた。

よく見ると結構怖い顔・・・

そして「礼文島」に到着。

天気は曇り。

今日はもう走りたくないのでキャンプ場を目指すことに。

フェリー乗り場の近くにスーパーがあったので、肉を買った。

キャンプ場までは約15kmの距離。
この島は基本的に一本道しかないので迷うことは無かった。

日本最北端のキャンプ場、「久種湖畔キャンプ場」に着くと、家族連れが結構いて、ライダーは四人程。

施設はきれいで充実していたが、日本の最北端のコインランドリーは300円と割高だった。
時間が早かったためか設営場所は確保できた。
まだ15:00だったが、夜飯のカレーをじっくり作っていると、次々とライダーや若者がやって来た。

隣の若者軍団がうるさかったので、夕日を撮りに行った。

「金田ノ岬」で撮影。

だが、曇っていてすぐに太陽が隠れた。

その先には無人島「トド島」が見えた。

そこにライダー四人が来た。

彼らはそれぞれバラバラで来たが、フェリーで意気投合し、一緒に走っているとのこと。
その中のハーレー乗りが新潟市出身、なぜか苗字も私と一緒だった。

テントに帰っても隣の若者軍団がうるさかったので今日も早く寝ることにするが、明日は非常に楽しみにしている島巡り。

必ず晴れて欲しい。

というか晴れてくれないと困る。

就寝 : 21:00

18日目(北海道8日目)

朝起きると若干日が差していた。
今日は晴れるだろうと思いながらしっかりテントを乾かし荷物を積む。

今日は「日本海オロロンライン」の中でも有名な「サロベツ原野」を見ながら走る。
ここは、この旅でもナンバー1といっても過言ではない道路。
ワクワクしながら出発。

しかし、5km位行ったあたりで、

「あれっ?」

「何か忘れてる・・・」

充電器と電池をキャンプ場に忘れていた。。。

これがないと写真が撮れないのでしょうがなく戻った。

気を取り直して再度出発すると雨が降ってきた。

「ふざけんなよ!!」

と思いながらも雨具を着て「日本海オロロンライン」を走る。

「うわーっ!すげー!」

周囲を見渡すとすばらしい景色。

左が日本海で右がサロベツ原野。

電柱も立っていない殺伐とした景観。

とてつもなく長い直線。

日本ではないみたいだった。

正直、感動して泣きそうになった。

だが、もう少し天気がよければとまたまた悔やんだ。

感動しまくって夢中で走っていたら、バックミラーに何か紙切れの様な物が舞ってる。

「な、何だ?」

と思い減速・・・

「0円マップ」の下巻が風で吹き飛んでいた。。。

さすがにこの広大な原野では見つからず断念。

またまた泣きそうになった。

もうどうしょうもないので、最初の目的地「豊富温泉」にを目指す。

「サロベツ原野」のど真ん中を走る。
この辺りの景色も相当良いのに何も出来なかった。

到着するも雨がひどく天気は最悪。

温泉自体はとても良く、色は金色?で湯加減はちょうど良かった。
少し石油?が混ざっているようでとても臭い。
だが冷えた体がすぐに温まった。

温泉を出て来た道を戻り「日本海オロロンライン」ヘ戻った。

雨のためただ走るだけ。

「稚内」へはまだまだ距離があるのにペースが速いためいつもよりガソリンの減りが早い。

これはまずいと思い途中からペースを落としたが途中であやしくなり予備のガゾリンボトルを取り出し入れた。

稚内まであと15kmの所だった。

「危ねー!」

稚内市内に入り、エネオスはあったものの、粘ってホクレンまでようやくたどり着いた。

ホームセンターでオイルドレインボルトに合うサイズのラチェット工具を買うも、マフラーステーに干渉してしまい返品。

再度スパナーにしたがやはり合わず、結局諦めた。

痛い出費になった。。。

本屋で「0円マップ」を買いにいくも売っていないため断念。

違うホームセンターでぺグを買いに行くも本数がなく一本だけ。

ことごとくついていなかった。。。

今日は「稚内」で一泊しようと決めていたが、とても早く到着してしまい用事も済ませてしまった。
時間がたっぷりあったので、明日の「利尻島」のフェリーの時間を調べに乗り場に行くことに。
なんせ「0円マップ」が無いので時間がまったくわからなかった。

すると15:30発(14:30までに券を買う)のフェリーがある。

悩んだ挙句、今から「利尻島」に行くことに決定!

まだ時間があるので「稚内駅」に行き近くの100円ショップで買い出し。

どうしても「0円マップ」が必要たったので、駅で見かけたライダーに借りようと聞くも持っていない。

諦めてフェリー乗り場に戻ると、青森ナンバーのV-MAX乗りのライダーがいたので諦めムードで聞いてみると持っていた。

そしてコピーさせてもらえる様頼むと快くOKしてくれた。

「ありがとう!!」

だが、そのライダーは「礼文島」に行くらしく、後30分しかない。
すぐに近くのコンビニでコピーする。


コピーも終わりマップを返して丁重に挨拶。

正直助かった。
本当に嬉しかった。

そしてフェリー乗り場に戻り、簡単な手続きで券を購入。

「利尻島」までは約1時間40分。

渡るライダーは5組。
入船の待ち時間で、世間話をした。

話をしている内にどこのキャンプ場がいいかという話題になった。

島から約15km先のキャンプ場が夕日が見えて景色良いと言っていた。

フェリーに乗り込むと船が小さいせいか人が多くてタコ部屋になっていた。
ずっと体育座りで移動。
隣の学生がうるさかったのでさすがに嫌になり、喫煙室や甲板などに足を運んだ。
外は風も冷たく、景色もいまいちだった。

カモメに餌付けをしている人達がいたので近くで見る。
カモメは食欲旺盛で、次々とやって来ては餌を食べていた。

何だかんだしている内に「利尻島」の「鴛泊港」へ到着。

天気は曇り。
雨が降ってなかったので良かった。

4組のライダーが約15km先のキャンプ場へ行くらしく、私は途中で買い出しをしてそこへ向かった。

「沓形岬公園キャンプ場」に着くと、皆がもう集まっていた。

ここは無料のキャンプ場で、炊事場など結構きれいで設備も良かった。

皆で夜飯を少しずつ交換しあいながら食べた。
私より年配の人が多かったが、皆とても気さくな方ばかりでとても面白かった。

気付けば20:30になっていた。

今日はいろいろなことが起こったが、充実した一日になった。

だけど、もうちょっと写真を撮りたかったなぁ。

就寝 21:30

17日目(北海道7日目)

朝から大雨。。。

ウダウダしたかったが、今日は少しでも走らなければ時間がもったいない。
さっと朝食を済ませ、屋根下にあるバイクに荷物を積む。
雨にあたらなかったので早かった。
管理人のおじさんに挨拶をしていつもよりも早く出発。

とりあえず石狩方面へ向かった。
この辺もどしゃぶりで、ただ走るだけとなった。

国道232号に入り、隣の厚田村へ入ると雨は小降りになっていた。
この国道は「天売国道」といい、「日本海オロロンライン」とも呼ばれている海岸線。
信号が少なかったので昨日のバイクのセッティングの良し悪しを確かめた。

すると、セッティングがうまくいったのか、坂道でも80km位は出る様になった。
荷物の量もあってか、MAXは100km位。
特に問題ないスピードだ。

「やった~!」

北へ進むにつれ、雨も止んだ。

途中、ローソンで雨よけビニールをバックにしまった。
ついでにトイレを借りると、スーパーカブ乗りの若いにいちゃんがいたので軽く世間話。
彼はカブで日本一周を目指しているらしい。
しかし、荷物があまりにも少なすぎてびっくりした。
テントはもちろん無く、シュラフもこっちで買ったとのこと。

「俺の荷物の何十分の一じゃねーか!」

地図もツーリングマップルではなく普通の地図。
所々の観光名所も分からないので、ただ走っているだけだと言っていた。
あまりにも無謀なので、荷物を縛るローブをプレゼントした。

彼と別れて順調に走った。

留萌市に入り、最初の目的地の「黄金岬」に到着。

だが、小雨がぱらついていきて、景色も悪く、数枚シャッターを押すだけにとどまった。

途中でガソリンを入れるとリッター109円という馬鹿高い値段だった。
北へ行くほど高くなるのかなあとふと思った。

あまりにも快調に走れたため目標としていたキャンプ場を変更してもう少し先のキャンプ場へ行くことにした。

車は少なくていいが、天気が良ければ最高なのに・・・

台風の影響か、海は荒れており、「利尻島」も見えない。

途中で牛カルビを買い、今日の寝床の「鏡沼海浜公園キャンプ場」に着いたのは16:00。
少し早いとは思ったが、雨で濡れたテントなどを乾かすには丁度いい時間だ。
先に五組位のライダーがいたが、敷地が広いため場所は選び放題。

テントなどを乾かしていると、小雨がぱらついてきたのですぐに設営に移る。
飯を食べる頃には雨が止んでいた。

このキャンプ場は無料で、なんと洗濯機も無料である。
せっかくだから洗濯でも、と思ったが面倒くさくなりやめた。

食事を終えるときれいな夕日が見えたがシャッターチャンスを逃した。。。

このキャンプ場は家族連れの子供や若いグループライダーが多くやかましいが、この辺りまで来るとしょうがないと諦め寝ることにした。

就寝 21:00

16日目(北海道6日目)

台風10号が近づいているからか、朝から雨+風がひどい。
今日は一日雨の予報なのでこのキャンプ場で待機をすることに決めた。

少しでも小雨になればバイクの修理ができるがそんな雲行きではない。


しょうがなくテントの中でゴロゴロしていたら管理人のおじさんが車でやってきた。

「この場所は川に面しているため水が氾濫する恐れがある。上の土手へ移動するか、帰るか、してくれ」

とのこと。消防署に言われたらしい。

だが、この大雨と風の中でテントの場所を変えるのはとても嫌だった。
できればこの場所で一日引篭もっていたかった。

自分の他に2人のライダーがいた。
1人はすぐにテントをたたみ出て行き、もう1人は北海道を出て、本州へ帰るとのこと。

結局一人取り残され、ウダウダ迷っていたら昼になっていた。

しかし、雨も止まず風も全然おさまらない。

しょうがないので、上の土手にテントを移動することに決めた。

土手といっても結構広い。
どこでもいいらしいがあまり歩きたくない。
管理棟の屋根下にバイクが置けるので管理棟の真横にした。

すさまじい風と雨の中荷物を移動。

テント内の荷物が無くなったと同時にテントが軽くなり、テントが暴れだした。
崩壊しかけたが、両手でフレームを必死に押さえた。

荷物が多かったためか3往復した。


びしょびしょになりながら移動が完了。
結局すべての物が濡れていた。

さすがにもう外には出たくない。
軽く仮眠を取ると、外は小雨になっていた。

今しかない。屋根下にあるバイクの修理をすることにした。

工具やパーツはそこそこ持ってきたので、難なく外装、シートを外す。
そして、もう何度もばらしているキャブも順調にいったかに思えた。

しかし、メインジェットを変えるために外さなくてはいけない蓋のネジがどうしても外れない。
強引にいくとネジをなめてしまう。

どうやらビットのサイズがあっていない様だ。

ここまでばらしてセッティング出来なかったら最悪。
徐々にあせりが見え始める。
何も変えずに元に戻すのもしゃくだし、80kmしか出ないバイクで北海道を周るのも全然楽しくない。

最後の手段で管理人さんに工具があるか聞く。

すると、いかにも100円ショップで買いました。という感じのドライバーセットを持っていた。

どうせこんなんじゃ無理だろうと思ったが、だめもとで借りる。

そして、半分諦め気味で回わしてみる。

「・・・んっ!」

「おーーっ!!」

なんと、まわった!!

「よっしゃー!!」

こぶしを握り締めて大空へ高く突き上げた。

管理人のおじさんが”神”か”GOD”に見えた。

そして、メインジェットを #122 から #112 へ変更。
外装も元に戻し、完了!。

後は走ってセッティングがでているか確認するだけ。
近くにコンビニがあるのはわかっていたので、買い物がてらに走ることにした。

本当はオイル交換もしたかったが、なぜかモンキーしか持ってきておらずボルトがなめそうだったので、これはバイクショップに行って回してもらうしかなかった。

いよいよ出発!
近くのコンビニといっても片道一キロ位はある。
セッティングの確認には丁度いい距離だった。

勢い良く出発するも、遅い車が前にいて80kmでアクセルオフ。

コンビニで週刊誌とタバコを買い、帰り道でリベンジ。

しかし、今度はダンプが前を走っておりまたもや80kmまで。

だが、スロットルに多少余裕があるため、何とか100km位は出そうな感じ。

「よし、よしと」

とりあえずはいいだろうと安堵の笑みを浮かべテントへ到着。

あっという間に夕方になっていたので夜飯を作る。
今日はシーチキン&ミートソースのミックスパスタ。
明日の朝の分も計算に入れ多めに作った。

飯を食っていると、苫小牧の専門学生が10人位来たが、テントを張るのに一時間位かかっていた。
でもとても楽しそうだった。。。

夜になっても風が強く、テントがバタバタいっている。
音もうるさいので耳栓が必要のようだ。

今日は先へ進めなかったが、バイクがまともになったみたいなので明日から楽しみです。

けど、天気がなぁ・・・。

就寝21:00

15日目(北海道5日目)

晴天のすがすがしい朝になった。

昨日の夕張メロンを朝食代わりに食べ、荷物をかたずけていると昨日の家族連れが出発の挨拶してきたので軽く世間話。
そこで北海道の本や雑誌の切り抜きを見せてくれた。
本には夕張の炭鉱や廃墟の写真が掲載されていた。
なかなか面白いので行って見るといいとアドバイスをしてくれた。
だが今日は札幌市内のバイクショップに行かなくてはいけないので時間的に厳しかった。

一通りパッキングが終わるも、夕張メロンとジンギスカンの入った発泡スチロールの箱が残っていた。
このキャンプ場はゴミ捨て場がないため持っていくしかない。
時間をかけてバイクに乗せた。

タイヤ交換の時間も計算にいれ、8:00に出発。

まずは「十勝岳」を目指すことにした。

朝早かったこともあり道道291号線は空いていた。
が、キャブレターの調子が悪いため峠の坂を上るのに一苦労。

なんとか山頂付近にある「吹上露天の湯」という混浴無料露天風呂に到着。

朝早いのにもかかわらず6人先客がいた。
森に囲まれた風呂で隣に簡易の脱衣所。
湯船は激熱。
二ヶ所湯船があったがいずれも熱い。
1分と入ってられない。

地元のおじさんがいたので聞いてみると

「今日はまだぬるい方。混んでいる時はここに30人位いることもある」
とのこと。

「この狭いところに30人!?」
「朝早くてよかった。」

一瞬でぽかぽかになり、帰えり支度をしていると雑誌の撮影か何かで女の人が入ってきた。

「・・・」

温泉を出て、今度は十勝岳の展望台「望岳台」を目指した。

下りのだったのですんなり到着。

駐車場は広いがあまり人がいない。

十勝岳はどれ?

これ?

時間的に逆光だったが、景色は良かった。

雲?噴煙?

周辺は草木があまり無かった。

富良野の町並みと

旭川方面の景色。

次に向かったのは「ファーム富田」というラベンダー畑。

昨日、時間の都合で行けなかった場所。

下りの道道966号線、森の中を気持ちよく走る。
車はほとんどいなかった。

途中から道道353号線に入ると誰もいないのどかな道。

「いい!」

国道237号線に戻り、少し走ると「ファーム富田」に到着。

すると観光バスがずらり。
ライダーも20組位いた。
こんなに人がいる観光地は初めてだった。

中も人でごったがえしている。

昨日いった「香彩の里」より広かった。

何種類か畑あり、名前がついている。

建物(ショップ)にも名前がついていた。

やはりラベンダーがメイン。

しかし、色はこちらの方が鮮やか。

所々スカスカな畑があり、案の定おばさん達がラベンダーを摘んでいた。

とにかくお土産からなにまで花づくしなので(当り前)花が好きな人はいいかもしれない。

結局、あまりの人の多さに嫌気が差し、全部周らずに後にした。

後から気付いたが、富良野線に「ラベンダー畑」という駅があったのにはびっくりした。

ツーリングマップルを見るとここから札幌へは100km以上ある。

峠がメインの100kmなので今のフリーウェイにとっては過酷な距離だ。

国道237号線を走る。
交通量がそこそこ多かったが流れていた。

そして「日高町」から国道274号線(石勝樹海ロード)に入ると広大な深い森の中。
ガソリンスタンドも殆ど無い。

上り坂では70kmしか出ず、車やバイク、トラックまでも抜かれた。
景色は良かったが全然楽しめなかった。

「新夕張」をすぎると平坦な道になった。
札幌まで50kmを切り、軽快に走る。
「北広島市」に入ると二車線になった。

札幌市内へ入るも店の細かい地図がないためかなり迷う。
しょうがなく店に電話して場所を聞くと、通り過ぎていたらしい。
少し戻るもまた迷う。
ライダーの人やガソリンスタンドのにいちゃんに場所を聞いてもわからず、車の中古屋の人に聞いてやっとわかった。

なんとかバイクショップに到着。

「リアタイヤ交換は1時間もかからないから」と言われた。

時間的に多少余裕があるので、次のキャンプ地でキャブレターのセッティングもできると確信し待つ。

1時間もあるため店内を見て回る。
キャブクリーナーを持ち合わせていないため購入。
ついでに安値だったグローブも買った。

・・・1時間経過。

なかなかお呼びがかからない。
だんだん日が暮れてくる。

・・・1時間半経過。

お呼びがかからない。
不安になってきた。
ちゃんとやっているのかピットに行くとバイクはリフトで上がっている。
作業はと言えば・・・?

・・・2時間経過。

やっとお呼びがかかった。

タイヤ交換、しかもリアのみで2時間。
工賃4000円。

とてもイライラしたが文句を言ってもしょうがないので、クレジットカードで支払いを済ませた。

17:00を回っていたので急いで寝床に向かう。
時間的に近場の「なんぽろリバーサイド公園キャンプ場」かもう一つの所しかない。

キャンプ場近くに着くも「なんぽろリバーサイド公園キャンプ場」しか見つからず、そこに決めた。

管理人がもういなかったので、受付にある用紙に必要事項を書く。

名前の通り「夕張川」沿いの公園にキャンプ場の敷地があるだけで、とにかくだだっ広い!!

あまりの広さにどこにテントを張ったらいいか戸惑うも、トイレと炊事場の近くにテントを設営。
バイクも横づけできた。

しかも、奥のほうに2人のライダーと1台の車キャンパーしかいなかったためとても静かだった。

夕飯を食べる頃には日も落ち暗くなったが、昨日貰ったジンギスカンを食べないと傷むので、ランタンをつけながらジンギスカンを焼いた。
ジンギスカンは少し色が変わり、酸っぱかったがうまかった。

あたらないとは思うが・・・。

明日の天気予報は雨。

キャブセッティングできるかな?

就寝 : 20:30

14日目(北海道4日目)

昨夜は周りの若者がうるかさったが、耳栓効果でぐっすり眠れた。

今日は10:00にバイクショップに電話しなくてはいけない。
バイクのリアタイヤとメインジェットを買うためである。
リアタイヤは、荷物の過積載と走行距離で溝が殆ど無くなってしまったため交換。
メインジェットは、バイクの最高速の低下のためのキャブレターのパーツでこれも交換。

バイクを横付けしパッキング。
早めの8:30に出発。

とりあえず「北竜ひまわりの里」に行くことに決めた。

比較的空いている国道275号線と給油のための国道12号線を走った。

10:00前に到着。

駐車場からもひまわりの黄色が輝いている。

朝早いにもかかわらず多くの観光客がいた。

広大な土地に一面のひまわり。

約100万本というあまりの多さにびっくりした。

天気もすばらしく、空の青色とひまわりの黄色のコントラストが非常に印象的だった。

園内にはトロッコ電車みたいなものが走っており、ひまわり畑の中を観覧できる。

自分は園内を徒歩で一周し、写真を撮った。

気付けば10:00を過ぎていた。
大型バイクショップ(札幌市内)に電話をする。

「タイヤの在庫はあるが、メインジェットはない。注文なので一週間位かかる」とのこと。

「ガーン!!」
「・・・終わった・・・」
「どちらかといえばメインジェットが重要なのに・・・」

だめもとでもう一つの系列店(小樽市内)に聞いてもらう。

「絶対ありますように・・・」
と必死に祈る。

すると、「在庫がある」とのこと。

「よっしゃー!!」

と喜んでいるのもつかの間、

「4気筒用(4個セット)ですが・・・」

「・・・」

自分のバイクは単気筒なので1個しか使わない。
「4つもいらねーよ」と思った。
値段も約5000円。
当り前だけど高い。

「う~どうしよう・・・」

けどよく考えてみるとこれを逃したらまた探さなくてはいけない。
しかも他の店に置いてある可能性はゼロに等しかった。

これから先、スピードがでないで悪戦苦闘するより、金にものをいわせて少しでも調子が良くなった方が断然いい。

しょうがなく4気筒用(4個セット)を札幌店に送ってもらうことにした。
明日には届くとのこと。

そうと決まれば後は走るだけ。

まずは「旭川」に向かい昼食のラーメンを食べることにした。

すんなり到着したのはいいが、美味い店がわからない。
バイクを止めた所に郵便局員がいたので聞いてみる。

「青葉」という所が美味いとのこと。

とりあえずそこに向かうも定休日。

入口に二号店の住所が書いてあったので探す。

歩くこと30分。
なかなか見つからない。

近くにいた女性に聞く。
すると二号店は歩いていける範囲ではないとのこと。

「青葉」を断念し、こんどは「蜂屋」という所に行く。

またもや定休日。

「ついていない・・・」。

気を取り直して、「天金」という所に行ってみると営業中の看板。

店の中に入るとテレビのロケ写真などが飾られている。
味噌野菜大盛を注文。
値段は高く、800円。
野菜は炒めて上に乗せている。
味は・・・普通の味噌ラーメンだった・・・。

そして「美瑛」に向かう。

旭川でウロウロしすぎて時間を相当くっていた。

国道237号線は混んでいた。
一度「美瑛」の入り口を通り過ぎてしまい、Uターン。
付近は観光バスや一般客がごったがえしていた。

とりあえず有名な場所を撮影。

しかし、迷いまくったので本当にその場所か不明だ。

「セブンスターの木」?

「マイルドセブンの丘」?

「ケンとメリーの木」?

「親子の木」

北海道らしいすばらしい景色!

夏以外の季節も来て見たい。

どこまでも続く丘がとても雄大でただ感動!

あっという間に時間が経ち、寝床を探す時間になっていた。

0円マップを見ると、中富良野に0円のキャンプ場「中富良野キャンプ場」があるのでそこにした。

途中でガソリンを入れ、初めて北海道のコンビニ「セイコーマート」で88円のサイダーを買う。
ここは500mlのペットボトルがすべて88円。
「安い!」
もっと早く気付けばよかった。

キャンプ場の近くに「香彩の里」というラベンダー畑があったので行ってみる。

いろいろな色の花が何列も咲いている。

花のじゅうたん。心地よい香り。

しかし、自分が思っていたほど土地が狭い。

しかも夕暮れだったため逆光で撮影にはきつかった。

あと、マクロレンズが欲しかった。

キャンプ場に到着すると10組位のライダーと家族ずれが大勢いた。

テントの設営場所は道を挟んだ両サイドにあったので見つけるのは簡単だった。

夜飯のマーボー丼を手際よく作り終わり食べようとしていると、隣にいた家族連れが話し掛けて来た。

その人は伊豆でライダーハウスを経営していて、ここに来るために定休日にしたとのこと。
若い頃には全国いろいろな所を回って旅をしたと。

そして、食べきれないということで「夕張メロン」と「ジンギスカン」を貰った。

夕飯の後に夕張メロンを食べた。
最高に甘くとてもおいしい。

「ありがとう!」

さすがに全部は食べられなかったので、ジンギスカンとともに、明日食べることにした。

このところ海ばかりだったが、今日は北海道の大地を充分に堪能。

天気も良く最高の1日になった。

就寝 22:30

13日目(北海道3日目)

暑さで起きると波の音だけ聞こえている。

昨日の晩のうるささはどこへやら、とても静かな朝になった。
天気も良く、日差しが照り付けてきた。

いつもの様にコーヒーを飲んで一服していると、突然折りたたみイスの支柱が折れて壊れてしまった。
コンパクトで軽いイスが欲しかったため100円ショップの物にしたがやはり強度がなかった。
とりあえずどこかのホームセンターで質の良いもの買うしかない。

ファミリーが起きて騒ぎ出す前に出発したかったので、急いでバイクに荷物をパッキング。

まずは昨日断念した「神威岬」へ向かう。

昨日通った道なのでなんの発見も無く走る。

駐車場に到着するとバイクが2台、車が数台いた。

ここから先は煙草はいっさい吸えないのでバイクに置いていく。

そしてカメラのメモリーと電池を新しいものに変えて出発。

まずは入口に渋い看板。

岬の先端までは徒歩で約20分。

舗装された遊歩道を上ると

徐々にきれいな景色が見えてくる。

自然がそのまま残っているようだ。

途中に「女人禁制の門」

昔は女性は立ち入り禁止だったらしい。

その先の狭い遊歩道には断崖絶壁の絶景が広がっている。

朝なので雲が多かったが最高の景色。

けど上りがきつかった。

さらに先へ進む。

その先には

吸い込まれるようなコバルトブルーの海。

その上をカモメが優雅に飛んでいる。

そして岬へ到着。

数人先客がいたが気にならない程度。

岬の先端には「神威岩」という奇岩。

変わった形だ。

水平線が一望できた。

「ここは日本なのか?」

と疑うほどの最高の景色。

とても満足して駐車場に戻る。

すると観光バスがずらりと並んでいた。

早い時間に来てよかった。
疲れたけど・・・。

次に向かうは「積丹岬」。

国道229号線から道道913号線に入ると、さっきの「神威岬」が見えた。。

小さい港町を軽快にバイクを走らせ駐車場に到着。
時間的に観光客が大勢いた。

早速カメラを持って入口の暗いトンネルへ進む。

さっき「神威岬」を見たので、あまり期待せずにトンネルを抜ける。

「なぬー!!」

ここも息をのむ美しさ!

南国をおもわせる景観。

「すばらしい・・・」

看板には「島武意海岸」と書いてあり、日本の渚百選。

下に狭い遊歩道があり、降りられる。

砂浜をよく見ると人が歩いていてパラソルが見える。

「ここで泳いでもいいのか?」

と思いながら下へ降りるも途中で断念。

行きはいいが帰りががしんどいと泣き言を言って引き返す。

続いて灯台を目指す。

灯台の看板にそって歩くもまたもや途中で断念。

急な坂が500mも続けば普通は嫌になる。
しかも気温がグングン上がり汗だくになった。

駐車場に引き返し、時計を見ると昼になっていた。

積丹のウニ丼は特別うまいとどこかのライダーがいっていたのでウニ丼を食べることにした。

とりあえずどの店に入ったらいいのかわからないので、車やバイクがいっぱい入っている「みさき」という食堂にした。

念のため店から出てきたおばちゃんに味を聞くと「うまいよ~」と言ったので中に入った。
店内はTVのロケが来たらしく、写真やサインが飾ってある。

うに丼を頼む。

2300円というびっくりする位高い値段。
問題の味はとても甘く、とてもうまい。
口の中ですぐに溶けてなくなる感じ。

確かにうまい。

けど高すぎ。

うにの相場がわからないので何とも言えないが、もう少し安い店がありそう。
けどこの辺は観光地だからどこも一緒なのか?

絶景だらけだった積丹半島を後にする。

そして天気と歩いたせいか、汗をかいたので温泉に入ることにした。

近場に「積丹温泉」というところがあったが入浴料が600円だったため断念。

少し走ったところにある「ふるびら温泉」に決める。

この温泉は昔高校だったところで、その面影があり不思議な雰囲気。

中に入り入浴料500円を払う。

結局「積丹温泉」と100円しか変わらなかったが、雰囲気はこちらの方が断然が良かった。

湯船は広く、色は赤っぽい茶色。
茶色の温泉は初めてだったのでとても新鮮だった。
湯加減もちょうど良かった。

お客さんも1人しかおらずほとんど貸切。

とても静かで満足。

そして国道229号線から国道5号線に入り「小樽」へ。

途中から二車線で走りやすく、あっという間に到着。
さすがに市内は観光客が非常に多かった。

とりあえず「小樽運河」を見るため近くにバイクを止めようとするも、駐禁をやっている警察がいたため少し離れたところに止めた。

少し歩くも、人ごみの中を観光するのが嫌になり引き返した。

「走りながら見れたからいいや」と自分を慰め、札幌方面へバイクを走らせた。

札幌市内に入るにつれ渋滞。
すり抜けをしたかったが、旅にきているのでやめた。

途中、ホームセンターでバイクのオイルと折りたたみイスを買った。

渋滞が一向に緩和されず、時間だけが過ぎていった。

さすがにキャンプ場で自炊する時間はないと判断、「めしのはんだや」で早いよる飯を食べた。

バイキング方式で、安い値段設定。
さんま、メンチ、ライス、冷やし中華で525円だった。

都内にあれば人気がでるような店だった。

混んでる国道5号線をやっと抜け、国道275号線へ入るとガラガラ。
横風が強烈だったが、日が暮れそうだったためアクセル全開で走った。

寝床は「月形町」にある「月形皆楽公園キャンプ場」と決めていた。
理由はこの辺りで唯一コインランドリーがあるキャンプ場だからだ。
キャンプ場自体がそこそこ大きいためか、所々に看板があってわかりやすかった。

到着する頃には18:00になっており日が暮れていた。

管理人室で50円(ゴミ袋代)を払う。

敷地内に入るもさすがに場所が殆ど無く、一番奥の隅っこにテントを設営した。

早速洗濯。
しかし時間の都合で乾燥機にかけるのが中途半端。
すべて半乾きだった。

足立ナンバーのBIG1乗りと世間話。
来週から仕事なので今週中には帰らなければいけないと言っていた。

福岡のアメリカン乗りもいた。
福岡から下道で来て、自分と逆周りで帰ると言っていた。

ここもファミリーや若者が多く、夜になっても結構うるさい。

いつも自分1人しかいなかった本州のキャンプ場が懐かしく思える。

そして今日初めて北海道らしい美しい景色を見たような気がする。

就寝 21:30

12日目(北海道2日目)

朝起きると昨日の天気が回復し晴れ間がのぞいていた。

テントに日が射し込み暖かかったので、昨日の濡れたものをすべて乾かしてから出発しようと決めた。

湿っているキャンプ道具を全部外に出し整理していると、コクワガタが二匹紛れ込んでいた。

朝飯を食べるため米を炊いていると、2人のライダーの1人、おじさんライダーが朝早くから出発する準備をしていた。
軽く世間話をすると、自分はオフロードバイクなので晴れたらダートコースを走りに行きたいと言っていた。

おじさんライダーが出発の挨拶をしたので軽く会釈。

その直後、突然スタートでコケてしまった。
そして悔しそうに独り言を言っていた。

さすがに自分もびっくりし、声をかけるタイミングを逃した。というか何も言えなかった。。。

もう1組のライダーは若いハーレー乗り。
自分と同じくらい荷物が多かった。
さっきのおじさんライダーもそうだが、雨のためここ2日間このキャンプ場で缶詰になっていたとのこと。
自分と反対周りで北海道を周ってきて、これから函館を目指すといい去って行った。

荷物を干している間、特にやることがなかったためバイクのプラグ交換を思いつく。
そういえば前の走行距離から5000km位たっている。
手際よく交換。
やはりキャブレター(メインジェット)が濃いようで、プラグの芯がもろこげ茶色。
パイロットスクリューも調節したかったが小さいマイナスドライバーが無かったため断念した。
しょうがないのでスーパートラップの皿をすべて外し、オープンで試し走行。

「バリうるせー!」

少しヌケが良くなるも、根本的にメインジェットを下げないと変わらないと判断。

元に戻した。

すべての道具が乾き終えると11:00になっていた。

ちょっとのんびりしすぎたため急いで出発。
プラグを交換したためかほんの気持ち調子よくなった。

国道277号線から海岸線の国道229号線に入ると空は曇っていた。

順調に海岸線を走る。

ほとんど車、バイクがいないため気持ちが良かった。

道の駅「よってけ!島牧」 で飯を食うことを決めていたので寄ってみるも定休日。
道の駅で定休日があるなんて初めて知った。

しょうがなく駐車場で「0円マップ」を見ていると、一台のバイクが到着。
自分と同じく昼飯を食べに寄った横浜の男性。バイクはアフリカツイン。
北海道は5,6回来ており、これからニセコへ向かうとのこと。

続いて女性のライダーが到着。これまた昼飯を食べに寄ったらしい。
北海道に一週間滞在、明日自走で長野に帰るとのこと。
軽く世間話してそれぞれ別れた。

今日も昼飯を諦め、目的地の「弁慶岬」へ向かった。

到着するとまずまずの天気。

名前の通り弁慶の像が建っていた。

感想は

「別に・・・なんてことは・・・」

気付くといい時間になっていた。
寝床を探しに、道の駅「いわない」で周辺パンフレットを貰う。

「泊村」に「盃野営場」というキャンプ場があったのでそこに決め走った。

この辺りの海景色は日本海沿いの様に荒々しくきれいだった。
時間があったらもう少しゆっくり景色を見たかった。

「盃野営場」に到着するもファミリーが4組と、到着したての3人のライダーがいた。

駐車場にバイクをおき、中を見に行くと改装したのか非常にきれいだった。
しかし、テントを設営する場所が無いくらい狭く、ギュウギュウなスペースは嫌だったのでやめた。

時間的にこの辺りで見つけたかったが見つからず、積丹半島方面へダッシュで走った。

途中トンネル工事で時間をロス。

「神威岬」の入口に着くも時間的に明日に後回し、「道営野塚キャンプ場」へ向かった。

場所は国道からテントがたくさん見えたですぐにわかった。

基本は海水浴場なので、ファミリーだらけでライダーはほとんどいなかった。

テントを設営するも人があまりに多く炊事場の近くは全滅。

だいぶ離れた場所を確保。

夜飯を作っている目の前で子供のボール遊び、夜には花火の音でとてもうるさく、この旅で一番うるさいキャンプ場だった。

とりあえず耳栓をして早く寝ることにしよう。

就寝 21:30