
今振り返ると今日はこの旅で一番最悪の日になった。
寒さで目が覚め、臭い公衆トイレで顔と歯を磨がく。
天気は曇りで雨の予報は無い。
昨晩自炊をしていないため食器の片付けがなく、いつもより早く出発。
まず目指したのは稚内にある「野寒布岬」。
この「防波堤ドーム」から3分位の所だ。
到着するも8:00前だったため人はいなかった。

この「野寒布岬」はアイヌ語でアゴのように突き出たところ、波の砕ける場所という意味があるらしい。
ここから「利尻・礼文島」が一望できるのだが、いつもの様に天気が悪かったので早めに撮影し切り上げた。

次に日本最北端の駅、「稚内駅」に到着。

構内に入ると思ったより人がいたが、旅人の終着駅といった雰囲気をかもしだしていた。
せっかくなので駅で記念切符付きの「日本最北端の駅到達証明書」を購入。
外で少しの間休憩したそがれた。
次はいよいよ日本最北端の地、「宗谷岬」だ。
国道23号線は時間が早かったためか走りやすい。
左手に荒々しい「宗谷湾」を望みながらあっという間に到着。
最北端の地というイメージにぴったりで冷たい風が吹き付けて寒い。
駐車場にはたくさんの人・人・人、バイク・バイク・バイク。
やはり皆ここを目指して走り、集結するのだろうか。
早速「日本最北端の碑」を見に行く。

北極星の一陵をモチーフにデザインされた碑で、人がいない時を見計らって碑を撮る。

人が多いこともあってかあまり感動はしなかった。
正直、礼文島の「スコトン岬」の方が感動した。
岬などによくある音楽の碑、「宗谷岬音楽碑」

日本で初めて宗谷から樺太に渡った探検家、「間宮林蔵の立像」

など、いろいろな碑やモニュメントが建っていた。
そしていつもの様にお土産で「日本最北端の地到達証明書」とステッカー、旗を買った。
そしてバイクに戻り荷物を積もうとしていると、男性が一人こっちに歩いて来て、
「これあなたのバイク?」
「そうですけど。」
「自分のバイクを入れようとしたらぶつけてしまって倒れた」
「はあ?」
最初何を言っているのか判らなかった。
少しぶつけたらバイクが倒れた。と言う
「・・・・・」
バイクを見ると左のサイドカウルとパニアケースに傷が・・・。
何でわざわざこんなに狭いスベースに置くんだ?」
「こんなに駐車場が広いのに」
まあ傷は小さいし、これから気持ちよく旅をしたいのでゴチャゴチャ言いたくなかった。
男性はぶつぶつ言い訳を言いながらさっと走り去って行った。
そして自分も出発するためにヘルメットをかぶろうとした瞬間、なんと!シールドにでかい傷。
「なんだよこれは!!視界がさえぎられるじゃねーか!」
嫌な予感がしてバイクを良く調べる。
フロントカウルにも傷が・・・。
「おいおい!冗談じゃねーぞ!!」
そういえば、奴は一言もあやまっていなく、ぶつけた理由を説明しただけだ。
「ふざけるな!!このやろー!」
そいつの車両は ”春日部ナンバーのTDM、色は紺、紫”
かなりイライラしたが、自分の予定もあるので諦めて出発することに。
「お前に大型バイクは無理だ!原チャリでものってろ!へたくそ!!」
とヘルメットの中で叫びながら走った。
やはり天気もパッとしなかった。
気を取り直して国道238号線を爆走。
左手に見えるオホーツク海は荒れていた。
「クッチャロ湖」はスルーし、「枝幸町」に突入。
この町は毛がに水揚量日本一らしく国道沿いにはカニ直売店が並んでいた。
お店に入り、お土産に「毛がに」を大量に買った。
その店はいろいろとかにのことを詳しく説明してくれて最後にホタテの刺身を頂いた。
ライダーも一人いて、その人は毎年ここでお土産を買っていくとのこと。
そしてひたすら突き進み、「雄武町」に入る。
「日の出岬」のガラス張りの展望台からオホーツク海を望むも天気は悪い。

しょうがなくふらふらと歩いていると、携帯電話に実家から留守電が入っていた。
「ガーーーーン!!」
一瞬顔が青ざめた。
何と、「礼文島」の郵便局に ”カード” を忘れてきたらしい。。。
すべての旅費がそのカードに入っている。
今の所持金は1万位。
さすがに今から礼文島に取りに行くことはできない。というか無理である。
やばいと思ったがクレジットカードがかろうじてあるのでとりあえずそれで残りの旅をするしかない。
郵便局のカードは自分が東京に着いてから自宅に送ってもらうことにした。
本当はこの辺りでテントを張る予定だったが、時間が早いこともあり先に進むことにした。
「0円マップ」を見ると「網走」に夕日のきれいなキャンプ場があると書いてあったのでそこに決めた。
何気に距離があるので急いで走る。
オホーツク海に沿ったこの「オホーツク国道」は車が少なくとても快適だった。
「紋別市」を過ぎ「サロマ湖」まで来ていた。
「サロマ湖」は全長約20km、面積約152㎡の北海道最大の湖。
日本でも、「琵琶湖」「霞ヶ浦」に次いて三番目の大きさである。
このまま走り去るのももったいないので「幌岩山展望台」に行くことに。
展望台までは往復10kmのダートコース。

「ちょろいだろ」と思って走るも所々道が荒れており、荷物を大量に積んだスクーターでは正直きつかった。
駐車場から心臓破りの坂を登ると展望台の入口。

「視界は360°」と書いてあり、遠くは「知床半島」も見える時があるとのこと。

楽しみに上にあがると・・・

「・・・」
天気のせいで景色が悪い。

しかし、高台から見下ろす「サロマ湖」はとても神秘的だった。

その先に突き出ているのは、「キムアップ岬」
隣接してキャンプ場もある。
うっすら見えるのが、オホーツク海とサロマ湖を仕切る砂嘴。

この辺りは夕日がきれいみたいなので天気がいい日にもう一度来たいと思った。
そして「サロマ湖」を後にし「能取湖」を周回、網走市内に入る。

寝床のキャンプ場を通りすぎて「網走駅」まで行ってしまったが、国道39号線沿いにあったためすぐにわかった。
「網走湖」畔にある「呼人浦キャンプ場」に到着するとものすごい数のライダーが集結していた。
こんなにライダーがいるキャンプ場は初めてだった。
場所は何とか端っこの方を確保。
さっと設営し近くのローソンで豆腐を買い出しして帰ると、何かに引き寄せられるようにぞくぞくとライダーが入ってくる。
数えられないほどの台数で、圧巻だった。
日が傾くと青空が顔を覗かせた。

明日は晴れそうだ。
夕食の麻婆豆腐を作りながら、「一宮ナンバー」のZZR1100乗りのライダーと世間話。
電気系が故障してヘッドライトがつかないので夜は危なくて走れないと言っていた。
カメラが好きらしく、一緒に夕日を撮った。

今日はいろいろなことがありすぎて疲れた。
走行距離もこの旅で最大。
今日が一番最悪の日であればいいと願い、寝た。
就寝 21:00























































































































































